【中2】修学旅行2日目

公開:2024/3/6更新:2024/3/6

2月28日(水)修学旅行の2日目は、広島を訪れました。

原爆の子の像では、平和祈念セレモニーを行いました。
18期生全員で黙祷を捧げ、平和宣言を行い、18期生全員で作成した千羽鶴を奉納しました。

被爆ピアノ演奏会では、18期生全員で合唱を披露しました。
指揮者が腕を振った瞬間、被爆ピアノの優しい音色が辺り一面を包みました。
原爆ドームの目の前で、ヒロシマで起こった悲劇を想い、心を込めて歌いました。
行き交う人々も足を止めて合唱を聞き、涙ぐむ方もおられました。

今回提供していただいたのは、矢川ピアノ工房の「カズコさんのピアノ」です。
持ち主のカズコさんは17歳の時に被爆しました。
ピアノには、ガラスの破片が刺さった傷など当時の衝撃を物語る跡が残されています。
被爆ピアノにはそれぞれ持ち主との物語があります。
調律師の矢川さんは、ピアノの音と共にその物語を届けておられます。
「被爆ピアノを通して平和の種まきをしている」という矢川さんの言葉が印象的でした。

平和講和では、飯田國彦さんのお話を聞きました。
飯田さんは3歳のときに被爆され、80年経った今でも苦しんでおられます。
ご自身の家族や、これまでの苦しみや苦労を話されたとき、目頭が熱くなり鼻をすする生徒がたくさん見受けられました。
飯田さんから原爆投下直後のヒロシマの様子や原爆の実相が切々と語られ、生徒は真剣に話を聞きました。 



その後は、平和記念公園内の碑めぐり、平和資料館を訪れました。
ガイドさんの説明、資料館に展示してある数々の写真や遺品などから、ヒロシマで起こった惨事に心を痛める生徒がたくさんいました。
戦争の恐怖を知った今、平和な時代に生きている自分たちに何ができるのか、深く学び、考え、行動していきたいものです。