寮長のまなざし99日本は広い③
公開:2025/8/26更新:2025/8/26
本日は定期的に通院している病院に行くと、ここ3日間で毎日1人か2人のコロナ患者が出ているという話を伺った。現在のコロナは39度ぐらいまでの熱だが、喉が切り裂かれたような痛みがあるらしい。コロナ、百日咳…と寮では集団生活しているため、感染症には厳重警戒が必要で、冬に猛威をふるっていたのが、通年で警戒が必要となれば、息つく暇もない。困ったことだ。
本日も、寮生2人が「今日もシャワーのお湯が出ない」と受付に言いに来た。昨日、修理が終わっただが、確認すると一部のシャワーからお湯が出ないので、様子を確認してもらった。結果的には故障でなく、私が湯船のお湯張りが遅くなったため、ちょうど湯張りのタイミングでシャワーを使うと、お湯張りに優先席にお湯が行くためにシャワーが水しかでないという現象だった。故障でなくて何よりだったが、まだまだ経験の浅さが露見してしまう。
中学生の全体学習時間は、課題を取り組んでいる寮生も多かった。来週あたりから、ニュース解説の授業をしようと思っているので、肩慣らしとしてミニ授業を行った。
希望者を黒板の前に集めて、私の大学院時代の友人の家族がクマと遭遇して奇跡的に生還した話をした。当時は朝、ズームインという番組をしており、そこでクマと遭遇した父娘が奇跡的に助かったと全国放送されたそうだ。新潟県の妙高山での話だが、クマに襲われた娘を父親が一人で救出に向かったということで、美談になったらしい。話の中ではクマの攻撃について具体的に伝えることとなった。
ブックオフ巡りの続きである。今回は北九州で弟夫妻の家に泊めてもらい、熊本では研究室の先輩と約30年ぶりにお会いすることができ、大分では大学院の同窓生の自宅で昼食を御馳走にもなった。大分の同窓生は山間部の小学校で教員をしているため、野生動物では猿が危険で、猿が出た時には校舎の外に児童を出さないという話になった。「サルより熊の方が危険では?」というと、九州には野生のクマがいないらしい。10数年前に目撃されて以来、証言がないので、九州には野生クマはいないとなっているそうだ。九州には「熊本」県があり、マスコットのくまモンは無尽蔵にいるのに野生クマがいないとは…。クマを売り出している熊本県のある九州で野生クマがいないことに苦笑いしてしまった。
ブックオフの旅はすべて車での移動だったため、右腕と左腕を比較すると、明らかに右腕だけ日焼けが濃かった。日本は右ハンドルなので、右腕がやたら日焼けしている人がいたら、車のドライバーの可能性が高いと自分の経験からもわかった。線状降水帯などで大変だったが、日差しも強すぎる日々だった。