寮長のまなざし71食べるを大事に
公開:2025/7/1更新:2025/7/1
本日は月末ということもあり、6月が誕生月の寮生10人にメッセージカードとショートケーキを贈った。アレルギーがちょっと心配という寮生もいたが、贈り物をいらないという寮生はおらず、誰もをハッピーになるという意味でおそるべし、ショートケーキ。サクサクしているが、決して効果はもろくない(ショート)。
6月ぼ誕生月が10人は多いと感じるが、40人クラスに誕生日の同じ人がいる確率と聞いたことがあるだろうか。余事象で考えればわかりやすく、約89%と9割近いらしい。だから、いないようにみえて、クラスには意外と同じ誕生日の人は身近に存在する。
最近、寮の前を異様にツバメが飛んでいる。以前の雨の日からだったので、てっきり雨で虫が地表に出て来て、虫を捕獲するために飛び回っているのかと思っていたが、外敵から巣を守る威嚇行動だったらしい。寮の軒下に3羽のヒナがいるのを観察していたが、カラスに狙われてしまい、昨日から巣にヒナの姿がなくなってしまった。弱肉強食の壮絶な自然界の厳しさを感じずにいられない。寮生はツバメのヒナがいないことに気づいているのだろうか。
夕食にお替わりタイムを設けてから、お替りの習慣がつきつつある。19時20分には10人程度の寮生が皿を持って集まった。そこへ、部活動の延長練習を終えた寮生はオンタイムにレストランに来たし、じゃんけんをしている最中に食事を食べに来た寮生もいた。ルール通りにしていたら、食べられないところだった。
お替わりの希望者が多かったので、デザートはジャンケンとなり、ゲットした人はハンバーグは半分にしてもらった。そうこうしているうちに、風呂上がりの2名と学校で勉強を教わっていたという寮生も3分程度遅れてやってきた。「まだご飯食べてないの?」と聞くと「風呂に入っていた」とか「学校で質問していた」とか。何とかハンバーグは3枚残っていたので、今回は提供してもらえたが、本来なら夕食を食べ損ねるところだった。
時間に遅れたら、電車も飛行機も乗れないのが普通。普通のレストランではラストオーダー後に料理は出してくれない。時間後に来た寮生には「もうないよ」と次から言うことになるかもしれない。そんなことにならないように、もっと、食べることを大事に、時間を守ることを大事に、そしてすべてにどん欲に。
そうでないと、弱肉強食の人間界を生き残っていけないかもよ。