寮長のまなざし63 一家に一台の存在
公開:2025/6/21更新:2025/6/21
今日は蒸し暑い日となり、梅雨前線の復活でこの後はしばらく雨模様のようだ。
名古屋で学校の説明会があり、担当した教員からはひっきりなしにブースに人が来て大盛況だった連絡がまわってきた。富山からも卒業生の保護者が応援に来てくれたほか、名古屋近辺の卒業生の保護者や現在の寮生の保護者も会場に応援に急きょ来てくれ、対応してくださったとのことで、応援して下さる方々がいてくれるのは心強い限りである。ありがとうございます。
昨日、寮長室に洗濯機を購入したので、寮で洗濯できることとなった。これまでは寮に泊まり、朝寮生を送り出してから、一旦家に戻り、風呂と洗濯をして午後から働き出すのが日課だったが、洗濯まで寮でできてしまうと、家に帰る用事が無くなってしまう。嬉しいような悲しいような。
いつもは午後4時30分に浴場のスイッチを入れるのだが、本日は午後6時前にスイッチを入れるのを忘れたことに気づいた。急遽スイッチを入れて、浴場に行くと、中1男子寮生が空の湯船に勢いよくお湯が流れ込んでいるのを体一杯に浴びながら喜んでいた。湯船にお湯がないならないと言ってくれれば、すぐに対応したのだが、いつもと違う環境を楽しむことができるのも頼もしい限りである。湯船の給湯のスイッチを忘れても、浴場のシャワーはお湯が出るので、不自由に感じなかったようだが、今回のことで分かったのが、浴場への給湯中は浴場のシャワーは出なくなり、洗面所の水の出も急に悪くなるらしい。そんなことも知らずに寮長をしていたのだが、一つひとつが経験となっている。
期末考査直前ということもあり、比較的落ち着いた土曜日であったが、 消灯前に中1寮生がアップルペンシルが見当たらなくなったと言ってきたので、一緒に探したが見つからず、2階の休憩スペースにいた別の寮生に「見てない?」と聞くと、アップルペンシルは磁石がついているから机に引っ付いたりしているかも、と教えてくれたが、再度探しても見当たらなかった。
昨日の見廻りで、あるトイレの換気扇がやたらにうるさかったので、掃除機でホコリを吸ったらよくなるかもと試したが、ほとんど変わらず、今後はモーターの中心に油をさしてみようと思う。 いろんなところを片付けたり、修理しているうちに、私の技術は上がるばかりである。勉強もそこそこ教えることができるので、一家に一台ならぬ、一寮に一人というところか。