片道1時間の通学を強みに変えて富山大学 医学部医学科へ 田尻健人さん(10期生)

公開:2024/4/25更新:2024/4/25

片道1時間の通学を強みに変えて富山大学 医学部医学科へ 田尻健人さん(10期生)

片山学園を卒業し、現在は富山大学 医学部医学科に在学中の田尻健人さん(10期生)。
中高6年間で学んだことを活かし、寮生の勉強をサポートするチューターとしても活躍されています。

本校在学時は県内の自宅から、片道1時間の通学時間を有効活用して勉学に励みました。

公立学校に通う選択肢もある中、中学受験をした理由は?

私の将来の夢は医師になることです。
一般的に高校受験をする人が多く競争が激しいと考えたこと、小学生の頃から受験勉強に対してやる気があったので、中学受験をすることを決めました。

中高一貫校に入ったことで、受験という意味では早くに勝負をつけられてよかったと思います。

片山学園を選んだ理由は?

学習塾がルーツになっているだけあって、片山学園は受験に強い先生ばかりです!

そのため、安心して大学受験の準備に取り組めると思い、この学校を選びました。

勉強面で中高一貫校でよかったことは?

高校の最後の1年間に、自由に勉強できる時間があったことがよかったと思います。

医学部受験には面接の準備として、富山の地域医療について勉強する必要があったりと、かなりタイトなスケジュールでした。

もしも高校3年生の受験対策のために自由に使える1年間がなければ、自分自身は少し時間が足りなかったのではないかと思います。

勉強以外で片山学園でよかったことは?

勉強以外で片山学園でよかったことは?

6年間同じメンバーで過ごせたのは、有難いことだったと思っています。
当時の同級生とは今でも仲が良く、大学の友人よりも頻繁に会うくらいです。

富山大学の医学部医学科には片山学園の先輩も必ずいるので、今でも勉強に困ったときは勉強の相談をさせてもらうことがあります。
雑談をすることも多いですが、頼れる先輩が身近にいるのはとても助かっています。

最も印象に残る学校行事は?

学園祭が最も印象に残っています。

学園祭の準備は短期集中ではありますが、たっぷり時間をとってもらえた記憶があります。

生徒の主体性を大切に自由に任せてもらえた部分が多く、採算度外視のチュロスを作って販売したのはいい思い出です(笑)

片道1時間の通学時間の活用法は?

片道1時間の通学時間の活用法は?

在学時は、片道約1時間かけてバス通学していました。
通学時は覚えることを中心にインプットの時間とし、問題演習などの筆記は帰宅してからと決めて時間を使っていました。このようにすることで、バランスよく勉強をすることができます!

部活動でヘトヘトの日は、割り切ってバスで寝てしまう日もありました。1時間の睡眠はちょうどいい休息になり、自宅での勉強がはかどりました。
このような時間の使い方をしていたこともあり「勉強する時間がない」と感じることはほとんどなかったです。

片山学園でチューターとしてどんなことを?

寮生は、学校での勉強とは別に毎日2時間ほど学習時間が用意されていて、生徒同士で集まって自習するか、チューターと一対一で学習するかを選べます。

後者は、私のようなチューターに勉強のわからないところを自由に聞いてもらったり、日々の寮生活で困っていることなど会話したりする時間です。寮生が求めていることにできるだけ応えられればと思っています。

小学6年生のみなさんにメッセージを!

小学6年生のみなさんにメッセージを!

中学受験には頻出問題があり、そこをしっかり抑えるような勉強をすることが合格への近道だと考えます。

育英センターの夏期講習や模試では中学受験に合わせた内容になっているので、そのような機会を活かしてしっかりと対策をしておくことをオススメします。

司会を務めた上田先生ご自身も本校の卒業生であることに触れ「6年間で教えていただいたことを、一つでも二つでも恩返しできればいいと思って毎日頑張っています!」と話しました。

富山出身ライター 岩井ななの感想まとめ

通学時間を活用して効率的に受験勉強をし、計画的に合格への道を進まれた田尻さん。

卒業後も本校の先輩を頼りにしつつ、ご自身もチューターとして後輩のサポートに周るなど、学校生活を通して築いた人間関係やスキルを現在も活かしている姿が印象的です。
田尻さんの今後のご活躍を楽しみにしています!