寮長のまなざし103日本は広い⑥
公開:2025/9/2更新:2025/9/2
以前ブログで紹介した寮生以外にも海外からの帰国者がおり、その寮生に「英語の力はついたの?」と聞くと、「バッチリだけど、単語をもっと知らないといけない」との回答だった。聞いたり、話したりするのは不自由がないが、大学入試に向けた語彙力は必要との認識らしい。さらには、別の国からの短期の留学生も入寮したので、ますます国際色豊かでにぎやかになった。夏にドロマナの留学生を受け入れたり、冬にはオーストラリアから先生1名、生徒2名を学校で受け入れる予定となっており、寮が今年は特に国際色豊かになっている。
9月に入っても酷暑は相変わらずだが、本日は午前中に寮生を内科へ連れていき、午後から別の寮生を急きょ歯医者に連れて行くと、予約した人しか診察できないとのことで、別の歯医者を探し、診察してもらった。夜にはまた別の寮生を内科の救急に連れていったので、一日に4件の病院をはしごした。先進国であっても病院は受診待ちもあると聞くから、日本の医療の充実度はハイレベルなのかと思う。
九州制覇の最終回としたい。九州には高速道が特に福岡には多かったように思える。おそらくPaypayドームだと思うが、近辺の横をひときわ大きなヒルトンホテルがそびえており、地上35階建ての巨大なホテルがひときわ目を引いた。この近辺は渋滞もすごくて車が動かなくなったが、こじゃれた4階建てくらいの建物も多く、徒歩で家族で移動している人もやたら多くて、近未来の都市の光景をみているかのようだった。
今回は車で移動したので、ナビが大いに役立ち、ナビの導入が九州制覇の強力な武器であった。時々、変なルートを紹介されたが、帰りに兵庫で一旦高速を下ろされ、別の有料道路に乗ることになったり、滋賀ではいつの間にか逆方向の進んでいたケースもあったので、この現象は今でも不思議に思っている。
今回は大学院の先輩や同期とも約30年ぶりに会うことができた。遠方に住んでいる知り合いとはなかなか再会の機会がないので、この目的を果たせたのも良かった。九州には大宰府や宇佐などの由緒正しい神社も多いが、今後、九州に来るときは、日本の神社巡りか百名山を登ることにしたら来るかもしれない。
寮生の保護者と話をすると、ダムに行くのは好きでダムカードを集めている話も伺ったし、友人には日本の城巡りをしているという。ブックオフだけでなく、山でも、城でも、ダムでも、神社でも、廃墟巡りでも、何かを見に行くついでに日本各地を旅すれば、日本は広いということが実感できると思う。