寮長のまなざし102化け猫伝説
公開:2025/8/30更新:2025/8/30
学校の敷地内の草刈りに来てくださっている卒業生の保護者から「ブログ100回超えましたね」と声をかけられ、草刈りだけでなく、細かくブログを読んでくださっていることにも感謝しかない。100という数字が区切りには思えるが、時々、12進法で統一した方が自然界の動きにはマッチするように思うことがある。
最近、学校敷地内に親猫1匹と子猫2匹が紛れ込んでいる。食べ物もないし、生きながらえれるのは難しいと思うのだが、8月上旬に見かけて、先日の夜中も見かけたので、まだ生きているようだ。
猫と言えば、化け猫の伝説はあるが、化け犬の伝説はあまりきかない。猫は家につき、犬は人につくとか、猫は自立心が強く、犬は従順とか、経験則から語られることがあるが、私も、猫に仕返しをされたことがあるので、化け猫伝説に納得する方だ。
100回ブログを書くと、もしかしたら一度書いたかもしれないが、学生時代のアパートで別の学生が部屋で黒猫を飼っており、その猫はケガをして、頭から足にかけて包帯を巻いていた。そのうち、包帯が絡まって、足をひきつりながら、歩いていたので、捕まえて部屋の中で絡まった包帯を切ってあげたことがある。当然、見知らぬ人の部屋に連れていかれるわけだから、猫は嫌がっていたが、包帯を切ったあとは一目散に逃げて行った。逃げる姿を見ながら、感謝しろよなと思っていたが、出掛けようとドアを開けると、猫の落とし物がドアの前に置いてあった。正確にはドアの前に○んこがしてあったわけで、猫にとっては仕返しをしたのだろう。こんな風に恨み返しをするのを昔の人も体験していたから、化け猫伝説は生まれたと思っている。
猫と言えば、私も学生時代に部屋で猫を飼っていたことがある。猫とファミコンは相性が悪く、当時、ドラクエのセーブは復活の呪文の入力が必要で、書き写しが面倒だったので、数時間ぶっとしでやっていた。ゲームに集中していると、あるタイミングで猫が自分に近づいてきて、そのまま画面を見ていると、一瞬、画面がフリーズした。「何事!」とファミコンの本体を見るとなんと猫がリセットボタンを押していた。ファミコンのリセットボタンは猫の手のひらにぴったりフィットしており、数時間分をリセットされてしまった。この悲劇がわかるのはファミコンや初期のドラクエを知っているそれなりの年齢の方と思うが。
魔女の使いも猫であったりするので、猫は昔からミステリアスな存在なのかもしれないが、それこそ、自分が学校敷地内で目撃した猫が実は幻で、猫に惑わされているとしたら、魔法学校への一歩目としてそれはそれでユニークかも。