寮長のまなざし101日本は広い⑤

公開:2025/8/30更新:2025/8/30

 昨日から寮室のタンスの鍵の番号を知りたくて、寮生に部屋の鍵の番号調査に協力してほしいとの案内を出したが、レスポンスの反応が鈍い。頼まれごとにすぐに対応するのが、意外に大切な習慣と思うのだが、寮生にはその認識がまだまだ薄いのだろうか。反応がない寮生に各部屋に行って確認しますと案内すれば、寮室に入って来られるのがイヤだからすぐに反応すると思うが、そんな嫌がらせみたいなことをするのも何だかなとも思う。

 中学生の全体学習後に「今日はお泊り会しないのですか?」と2人くらいの中学生が聞いてきて、テストの後の週末はいつもお泊り会と勘違いしたらしい。一学期の間の寮生の生活ぶりを見て、時間を守ることや、規範意識を高めたいので、まもなくで寮内ルールを再案内する予定である。来週、寮生徒会に素案を提示し、生徒の意見も聞こうと思っている。すでに、学校へは素案を伝えてあるので、生徒会の確認後、寮教員で再確認したあと、寮保護者への案内後、寮生への案内となる。

 さて、日本は広いの5回目だが、旅先で気になったことを紹介したい。
 大分のローソンは弁当のあたためは店内の電子レンジで自分で行う形式だった。ほかのコンビニで弁当を買う機会がなかったので、もしかしたら九州はコンビニ各社が同じ対応かもしれない。鹿児島のセブンイレブンと隣接するエネオスは看板が白黒で、そんな話を寮生保護者にすると、条例で看板の色に制限があるかもとのことだった。上高地は同じような条例があるので、看板の色はカラフルでないそうだ。
 博多のど真ん中で線状降水帯と遭遇し、さすがに傘が必要だから、同じビルのLoftで傘を買おうと思ったが、一本6000円の高級傘しか置いてなかったので、傘の購入は諦めてしまった。本が濡れないようにレジ袋をもらったが、傘が必要になる旅とは思っていなかった。
 一番悩ましかったのが食事で、全国展開のチェーン店は安心だが、折角九州に来ているから、ここでしか食べられないものを考えているとどんどん時間が過ぎて、食べそびれることがあった。福岡にはローカルの資さんなどのうどんチェーンが何種類かあり、しのぎを削っており、うどん処ということ、大分は唐揚げが有名、佐世保のバーガーは食べる場所がわからず、食べずじまいとなった。できることなら、旅先ではご当地ものをと思うが、目的はブックオフ制覇だったので、そこまで意識がいっていなかった。
 ファミレスは大分発祥のジョイフルが各地にあり、ダントツで浸透している感があった。また、関連法人だろうか、立派なホテルを併設しており、ホテル業にも進出していることに驚いた。