寮長のまなざし98日本は広い➁
公開:2025/8/26更新:2025/8/26
2学期が始まり、相変わらずギリギリに登校する寮生に変わりはないが、新たに入寮した生徒は余裕を持って登校していた。通学に比べれば、起床時間はずいぶん遅くなったようだが、さすがに寝床が変わって熟睡はできなかったようだが、徐々に日常になっていくことと思う。中学生は体育大会に向けて午後から全校で除草活動があったが、この暑さで時間を短縮し、予定通りの除草にはならなかったようだが、この暑さではやも得ないだろう。
下校も早かったのと、中学生で除草活動もあったので、早めに入浴できるようにした。受付にいると、湯船のお湯は温かかったが、シャワーがお湯にならないと寮生が言ってきた。昨日も同じだったそうだが、3年に一度の停電での電気設備のメンテナンスが影響しているのか、男子ランドリーの水漏れの修理の影響かわからないが、ボンベの故障は勘弁してほしいと思っていて、なんとか復旧できたので、ひと安心であった。
今日から、レストランの券売機が入替となり、プリペイドカードや現金で購入する方式に変更となった。昼食が520円なので、現金を1000円出すとおつりが480円なので、あっという間に釣り銭切れとなってしまう。最近は両替も有料なので、釣り銭の準備は大変だと思いながらも、この半自動の券売機なら、釣り銭の間違えもレジの不正も起こりえないので、技術は進んでいると感心した次第だった。
さて、九州制覇のつづきである。車を走らせながら感じたのは、広島を過ぎてから下関までが意外に長いこと、福岡県が予想以上に広くて、北九州から福岡までも遠かったこと。長崎も予想以上に遠かったし、鹿児島の港から見る桜島が雄大で迫力があった。ずっとたたずんでいたいと思えるような素敵な風景だった。
九州の山々がアルプスほど高いわけではないが、東北の山々となぜか雰囲気が似ていると感じてしまった。
宮崎から大分への移動も予想以上に遠かったが、一番の誤算は前半は線状降水帯とぶつかり、土砂降りの中、移動したことだった。土砂崩れ、浸水、断水などの地域もあったがスレスレで遭遇しなくて済んだが、博多駅では駐車場から店までの移動に傘がなかったので、ずぶ濡れになった。天神でも駐車場に空きがなく、駐車場の区画を3周してやっと停めることができたが、 結構な雨の中、急いで移動したので、店の前で転倒してしまい、福岡の地面を揺らした。服は大いに濡れたが、怪我がなかったのが幸いであった。
もう二度と来れないと思ったので、気になる本を買い求めたが、結果的には72軒で330冊の本を買っていた。110円コーナーに本は少なく、220円コーナーが最安値の店もあったのでいつも以上に本代はかかり、まるで古本屋の仕入れをしているようだった。