寮長のまなざし94寮はいずこも同じ

公開:2025/8/7更新:2025/8/7

 高3寮生の帰省も完了した翌日に、育英センターの小6合宿も終わり、いよいよ本格的な夏休みとなる。そういえば、小6合宿中にたまたま受付前であいさつしていたら、ある女子児童が近づいてきて、「〇〇〇〇の妹です」と大きな声であいさつをしてくれた。彼女のお兄さんは本校の高校入学の一期生で高校入学の人数は少なかったが、体育大会の団長をしてくれたり、サッカー部でも活躍してくれた。現在は国立大学に通ってくれているが、妹が私を見つけてわざわざ挨拶に来てくれるのはなかなか嬉しいもので、「片山学園を受けてくれるの?」と聞くと、「はい受けます」と元気に応えてくれた。こうやって、本校を希望する生徒が少しでもふえてくれればと思う。

 昨日は奈良県の私立高校教頭会のメンバー10名が来校されて、学校視察や情報交換を行った。
 20年前の学校開校前に他県の学校を視察する機会があり、その時は西大和学園を訪問させていただいたことがあった。学校内のポスターに「この中からノーベル賞をとる人が出るかもしれない」というフレーズのポスターが印象的で学校内で挨拶してくれる生徒がイキイキとのびのびしているのを感じ、生徒がこんな雰囲気で過ごせる学校にしたいなと感じた記憶があっていつも動向を気にかけていた。
 ちなみに20年前の視察の際は、他にも(中高を省略)京都・洛南、岡山白陵、高知・土佐塾、愛媛・愛光、佐賀・弘学館、鹿児島・池田など、個性的な学校を見せていただき、ご教示いただいたことが、学校運営の元になっている。
 今回は、奈良から合計10校の教頭先生にお越しいただいた。私が以前、県外の学校説明会に行った際に、西大和学園さんのブースに行って、名刺交換をし、「ぜひ学校見学をさせてください」とお願いした際に快諾していただき、本校から数名が学校視察をさせていただいた。その縁で、今度は奈良の私立教頭会が県外視察の一環として本校の視察を決めて下さったそうで、情報交換でも富山県の高校生は修学旅行がないとか、学校にプールがないとか、最近の体育館は冷房付きが多いとか、他県との比較も知ることもできた。
 富山はもっと涼しい所と思ってきてくださったそうだが、残念ながらちょうど県内の最高気温を更新した日に来県され、富山も暑いというイメージになってしまったが。