寮長のまなざし83最高の親孝行とは

　昨夜は自宅に帰ると冷凍庫にたくさんの冷凍肉があった。寮で生活するようになってから、冷凍物を自宅で食べる頻度が減り、肉の余りなどが増える一方であった。なので、袋に冷凍肉を詰め、寮長室のキッチンで牛肉を焼き、焼肉定食を食べることとなった。あんまり火を通すと硬くなってしまうので、程よく火が通ったところで食したが、食後に少し腹が痛くなり、食べすぎかなとそのままにしていたが、夜中の１時３０分に急に腹部に激痛が襲い、あまりにも痛いのでトイレに行くと、小のような勢いで大が出てきた。例えると、久しくしていないが、浣腸したあと、水分だけが猛烈な勢いで出るが、これが３回ほど、発生した。頭がフラフラして、これやばいやつだと思っていたら、気づいたらそのままトイレの地べたに伏せており、どうもそのまま気を失ったようだった。何分ほどで目が覚めたが定かではないが、きっと人が死ぬのはこんな風に死ぬんだなあと思いながら、下半身丸出しで発見されるのは嫌だなと思ってしまった。
　この歳まで生きて来られたので、いつお迎えが来るかはわからないが、お袋に言われた言葉を思い出して、親より先に逝けないなとだけ思っている。

　うちの姉貴は３０歳目前でガンで亡くなり、２歳の愛娘を残して、この世を去った。葬儀の時だったか、お袋が「なおちゃん（私のこと）、姉ちゃんは、しっかり者で、聞き分けもよくて、たった一つを除けば申し分のない最高の娘だった。親より先に死ぬなんて、こんな親不孝なことはない。だから、お願いだから私たちより先に死なないでね」といい、先には逝けないという思いだけが強く残っている。

　でも、お迎えがいつ来るかはわからないが、牛肉をよく焼かないで食べたりするのは今後控えようと思うが、凄い勢いで排泄したから、腸の中がずいぶんきれいになった印象がある。お腹が痛いときは、腸内フローラの手助けとヨーグルトを多めに食べて、水分も多めに摂ったが、全部洗い流された感がある。まるでデトックスである。それにしても、よる９時ごろの食事がこれは身体に受け入れてはダメなやつと判断すると４時間半で排泄するのだから、身体の仕組みもすごいと思ってしまう。今朝も影響があるかと思ったが、頭後頭部の左半分がしびれるくらいで、胃腸はすこぶる元気だ。

　兎角、私たちは嘔吐したり、下痢をしたりすると、体調悪いから休まなきゃと思いがちだが、嘔吐できるということは、身体の悪いものを外に出す力があることだし、下痢するのは腸内の悪いものをとっとと出す作用だから、ダメと思わない方がいいと思う。まずいのは溜め込む便秘で溜め込まない方がいいのは世の中と同じかもしれない。