寮長のまなざし79分身したい
公開:2025/7/10更新:2025/7/10
本日、朝6時にドロマナの一行が出発した。何人かの寮生は「見送りしたい」と話しており、約束通りに見送りに来てくれた。
何人かの寮生に話を聞くと、どの寮生も「楽しい充実した日々だった」「いなくなって寂しい」と話しており、いい刺激を受けた寮生も多かったようだった。私もずるいのだが、楽しそうに過ごしていた寮生についつい声をかけてしまっているので、いい反応を聞いているが、中には「英語なんて話したくない、高1になってイギリスに行きたくない」と話している寮生もおり、ものごとの受け止め方は人それぞれだが、てっきりイギリス語学研修に行きたくて、入学してきた生徒が多いので、この一言には驚いたが。他の学校だったら、留学は全員ではなく、希望者か選抜されているのが普通であるので。高校の寮生はインスタを交換し、定期的に情報交換するとも話していた。
レストランの店長が金曜日で変わるとかで、現在の設備の修理依頼も舞い込んでおり、シンクの下の水漏れを直したり、残飯受けの金網かごをアルミテープで補修したり、ゴミ箱を提供したほか、寮内でもシルバーの方に指摘の受けた洗面所やトイレの蛍光灯の交換をしたりと相変わらずの状況である。
加えて、ドロマナの一行の受け入れでそれなりの忙しさの中、毎日のように不思議な出来事が起こっており、私の身体を分身させて、2人ぐらいで仕事ができればいいのと夢想するほどだ。体重も一時108キロまで減っており、全盛期からみると約20キロの減少となる。108という数字は、石川県の穴水町で新聞記者をしていた時に、煩悩と同じ数の108キロと取材先でネタにしていたので、20代中盤の体重を覚えている。一般の人から見れば十分重すぎるのだが、自分にすれば、短期間で20キロ近く減るのというのは、何らかの病気になったのかもしれないと一抹の不安もよぎるが、月一回通っている病院からは特に異常は言われていないし、体重が減っているという理由で大病院で検査するのも気がひける。
イギリス語学研修の一行はロンドン観光をしている風景が送られてきた。ずいぶん涼しいらしいが、街並みを歩くだけでワクワクするものである。初日は買い物をしようにもなかなか言葉が通じずに苦労すると思うが、研修後半の際には、英語が聞き取れ、表現できるレベルになっているはずなので、その違いも味わってほしい。十数年前は、現地の情報がなかなから入らずにやきもきしたが、最近は通信環境も発達し、ほとんどの保護者が現地の様子をうかがい知ることができると思う。
ただ、男子生徒は連絡してこないのは、今も昔も変わらないと思うが。