寮長のまなざし58発信の難しさ
公開:2025/6/15更新:2025/6/15
本日も保護者の方の来校も多く、外食の寮生も多かった。夕食のおかわりタイムにはそれなりに余ったが、希望者がおらず、自分が作った料理ではないが、少し敗北感に苛まれた。ご飯を美味しく食べてもらい、なおかつ、おかわりもしてもらうというのは作る側にとってはこの上ない喜びとなるのであろうと思う。完食してくれたり、おいしそうに食べてくれるのは大事なことなのだろう。
受付近辺にアンテナの繋がっていないテレビを置いたが、洋画を映していてもほとんどの寮生が興味を示してくれない。
しかしながら、ニュースが流れている空間にしたいので、アンテナの工事をしてもらおうと考えていたが、iPadを繋いでTBSや日テレのネットニュースを流すのもいいのではないかという話になった。というのも、NHKの受信料の調査員が来たら、玄関にテレビがあったら言い訳もできないので、チューナーのついていないモニターを置くのでも目的が達成できるのではという話にもなった。NHKの受信料は、受信機がある時点で支払いの義務があると法律に定められているそうで、このデジタルの時代になんとかならないものかとも思う。ちなみにNHKはイギリスのBBCとは異なり、国営放送ではなく、公共放送である。
夕方には中学寮生の保護者の方と受付で話すこととなり、嬉しい話をいくつも聞かせてもらえた。他の寮生の様子を見たり、自分の子供を入学させてみて、学校の創意工夫ぶりに驚かされたとのことで、自分自身の私立学校のイメージも大きく変わったとのことだった。何となく、医学部の進学実績がいいぐらいのイメージではあったが、もっと学校の取り組みを世の中に知ってもらいたいと関東地方での説明会にはぜひ、協力させてほしいとのお話しもいただいた。
寮のブログが毎日の朝の夫婦の会話になっているなど、いつも注目してくださっているそうで、昨年までは寮通信は一か月に一度程度であったので昨年入学していたら、朝の会話は月に一回になるところだった。ブログを毎日読んでいると私の心の動きが分かるようで、奥様は、寮長が体を壊さないか心配してくださっているとのことだった。
この件については、心配ご無用で、すでに手遅れである。この春から私の体重は激減しており、身体を壊し始めているのか、健康になり始めているのかは分からない。わかっているのは、昨年まで必要だったサスペンダーを使わなくてもズボンをはけることと、ベルトの穴が4つ減ったことと、ものを落としても生徒に拾ってもらわなくても、自分で拾えるようになったことである。一部の方には「またまた冗談言って、見かけは全然かわらないわよ」といわれるが、体重計が壊れてなければ、確かに体重は減っている。この話はまたの機会に。