寮長のまなざし55もっとニュースに関心を

公開:2025/6/14更新:2025/6/14

 本日は中学生が中体連の大会で、高校生は体育大会の日であった。こういう日は夜勤にせずに、昼間の勤務にすればいいのだが、県外からも多くの寮生の保護者の方々にお越しいただいているので、ついつい顔を出してしまう。そのまま、ついつい寮生保護者と話し込んでしまう。
 体育大会は時折晴れ間もありながら、曇りが中心でほどよく風も吹いていたので、例年から見てもいいコンデションだった。私は100M走と午後からの応援合戦を中心に見ていたが、生徒が懸命に全力を尽くそうとする姿をみて、やはり学校や教育という仕事はいい仕事だなと感じてしまう。
 今年の応援合戦は各団ともに出来がよく、保護者の方々から見れば、わが子の団が一番良かったと感じたに違いない。それくらい、どの団も声が出ていたし、出来が素晴らしく、観覧に来ていた卒業生もある団が他の団の色を掲げてくれていたのが嬉しかったと話していたし、ほかの団のパフォーマンスで別の団の団席から手拍子が出ていたのも、すごくうれしい現象だった。まさにお互いに高め合っているのを感じることができた。

 卒業して何年もたつ生徒の保護者も「見に来ちゃいました」と話しながら、卒業生が無事、第一志望の省庁に入庁が決まったことを教えてくれたり、別の卒業生の保護者は大学に行ってからもっと勉強を頑張って、大学の特待生になれたとか教えてくれたり、花壇をきれいにしてくれた保護者からはいつもブログを読んでいますと声もかけていただいた。卒業生がそれぞれの道で奮闘しているのを聞けるのは嬉しい限りである。

 本日は想像以上にブログを読んでいますと声をかけていただいた。寮の様子を注目して下さっているのは嬉しい限りだが、部屋が散らかっている話は指導力不足で行き届いていない事実なので、書きながらも恥ずかしい思いもしている。
 また、成長途中の多感な寮生にはいろいろな個性と性格があって当然で、卑怯なことやずるいことは許さないが、他人との関係の中から私も学び、寮生も存分に学んでもらえればと思う。

 面談では新聞が受付の横にあって読みにくいとあったので、場所を移したが、想像以上に生徒は世の中の出来事からかけ離れた生活をしている。ネットでは特定のニュースを見ることが多くなり、このことをフィルターバブルというらしいが、何気なくニュースに触れる機会があればなあと思い、期末考査終了後あたりから、今週のニュースのコーナーを希望制で20分程度の特別授業を行おうかと思い、寮生にも投げかけてみようと考えている。当然、担当は私である。