寮長のまなざし㊹高齢者はミッション車を
公開:2025/5/31更新:2025/5/31
本日は月末なので、寝具のレンタルをしている寮生はシーツ交換の日となる。シーツを取るのは比較的簡単だが、再度つけるのはなかなか手間がかかる。旅先ではシーツはきちんと備え付けられているし、ご家庭でも自分でシーツを交換しているところはなかなかないと思う。寮生活というのは大変なものだ。
シーツ交換はある学年の男子生徒1人以外は全員登校前に提出ができて、今年は中学1年生が例年に比べると身の回りのことができているという。
本日は金曜日なので、ゴミ出しの日でもあって、部屋のごみを登校前に持ってくるのも中学1年生が多かった。細かくごみを出せば、部屋が散らからないので、いい習慣を続けてほしい。(できている寮生は)
何気なく見ていたが、中学生で親元離れて暮らしていることを当たり前とは思わずに、立派だなとときどき思うようにしよう。
本日はレストランで食事を提供して下さっている会社の店長とエリアマネージャーの方にお越しいただいて、寮生の代表からの食事への要望などを聞いていただいた。寮生からレストランの担当者の方とぜひ話をしたいとのことで、寮生全体にアンケートを呼びかけ、その結果をもとに要望や提案を伝える形となった。女子寮生3人から食品のロスを減らすための提案やメニューの要望など、直接担当者の方に話をしたいという意欲も立派で、寮生の希望に沿う形で時間を取っていただいた担当者の方にも感謝したい。早速、一週間後をめどに、いくつかを変更していく予定となった。
前回、ミッション車の運転に苦労した話を書いたが、思い出した話がある。なるほどと思えたので、ここで紹介したい。話をしていたのは学校の教員で、オートマ車が嫌いで一生涯ミッション車しか乗らないと決めており、今後もそれを貫くと言っていた教員の話である。
その教員が言うには、高齢者の車の免許の返納などせずに、高齢者のオートマ車の運転を制限して、ミッション車のみの限定にすればいいのにという提案だった。ブレーキとアクセルを踏み間違えるというが、ミッション車であれば、車は動かない仕組みなので、高齢者の踏み間違いの事故は激減するし、オートマ車は踏み間違えで動いてしまうから危険という。なるほどと思いながらも逆走は防げないが、果たして〇歳以上はミッション車限定が世間に受け入れられるだろうか。